タイプ別ダイエット成功法

好き嫌いが多いのですが

 アミノ酸ダイエットは、基本的に体が健康である事が実行の大前提です。
 好き嫌い、といってもいろいろありますが、ダイエットをしたいというからには痩せているわけではないのでしょう?
 カロリーの高いもの、甘いものばかり食べて、繊維質やたんぱく質の摂取量が極端に少ないのではないですか?
 肉、魚、豆、野菜、、、。あなたの苦手なものは何ですか。
 もし、でんぷん類やケーキ、麺類が嫌いというなら、アミノ酸ダイエットには好都合なのです。できるだけ魚、肉などのたんぱく質を中心の食事を推奨します。
 しかし豆、魚、肉、牛乳、卵などのたんぱく質を多く含む食品が苦手なのは大問題。
 できるだけサプリメントでアミノ酸を多めに摂る事をお勧めします。が、運動をせずに絶食ダイエットだけ続けていては筋肉も衰え、むしろ虚弱な体になってしまいます。
 肉が苦手なら魚を、それも苦手なら豆類を、と、できるだけ高たんぱく食品を摂る事をお勧めします。高たんぱく食品が苦手だからといって、高脂肪、炭水化物中心の食事を続けるのはやめましょう。

甘いものがやめられません

 体脂肪が燃え始めるまでには、いくつかのステップがあります。体内に入った炭水化物や糖分は、グルコースというブドウ糖に分解されて、血中に取り込まれ、最初にエネルギーとして使われます。使い切れなかったグルコースは脂肪と結びついて、体脂肪へと変わってしまうのです。糖分や炭水化物はダイエットの大敵なのです。
 「それでもどうしても甘いものが食べたい、我慢できない」という人。無理な我慢はストレスのもと。食べたければ食べてもいいのです。但し、ちょっとひと工夫してみましょう。
 たとえば、低脂肪ヨーグルトにダイエット甘味料を入れて食べる。アイスクリームが好きな人は、このヨーグルトを凍らせて食べると満足できます。
 低脂肪牛乳に、ダイエット甘味料とバニラエッセンスを加えて、寒天で固めると低カロリーのミルクゼリーのできあがり。バニラの甘い匂いで満足度は大です。
 そして重要なのは、甘いものを食べるタイミング。食事の後、二時間以上たって、本当に空腹になってから食べてください。めりはりのないだらだら食いは、グルコースとグリコーゲンだけを消費することになり、体脂肪が増える原因になります。

肉が大好きなんですが

 肉にはたんぱく質が多く含まれていますので、積極的に摂る事をお薦めします。
 しかしその反面、カロリーも高いのが問題です。
 たとえば牛肉。食べるなら、焼き肉よりもしゃぶしゃぶやスキヤキなど、煮る料理をお勧めします。特にスキヤキは野菜や白滝などの繊維質や、豆腐なども一緒に摂れるのでお勧めです。
 もし焼き肉を食べるなら、カルビよりロースやレバー中心に。
 脂身の多い肉はたしかにおいしいですが、おいしい分だけカロリーもぐんとあがるという事は言うまでもないでしょう。
 豚肉もスペアリブなどはできるだけ避け、赤身を中心に摂りましょう。
 鶏肉は、脂肪の多いもも肉よりも、胸肉やササミを食べるようにしましょう。
 料理方法はフライドチキンよりもソテーや焼き鳥で(味付けは塩がいいですね)。
 加熱方法も、フライパンに油を敷くより、電子レンジで加熱して表面だけこんがり焼き色をつけるとおいしく低カロリーでいただけます。

油っこいものが大好きです

 歳をとってくると、自然と油っこいものは苦手となってきます。ですが、若い人にはあっさり料理は物足りないでしょうね。こんな時は調理法を工夫し、できるだけ食材に油を吸収させないようにするのが賢いダイエット。
 炒め物をするとき、フライパンはテフロン加工のものを使うと、油の使用量が少なくてすみます。
 天ぷらやカツ、フライなどでは衣にたくさんの油が吸収されてしまいますので、揚げ物は粉を振っただけの唐揚げ、あるいは素揚げに。塩、コショウ、ガーリックなど、調味料を工夫すれば物足りなさも補えます。
 そしてできあがった料理はペーパータオルなどで油をできるだけ吸い取ってしまいましょう。
 使う油の種類としては、ラード、バター等、動物性の油は厳禁です。
 最近は「コレステロールを上げない」「体に脂肪がつきにくい」をうたい文句にした、厚生労働省認可の、特定保健用食品マークつきの油が出ています。一般の油に比べてお値段は割高ですが、できるだけこれらのヘルシーな油を使いましょう。

外食がちです

 外食では、出された料理にどんな材料がどれだけ使われているのか、わからないという欠点があります。
 総じて、家庭での手作りに比べて、カロリーはぐっと高くなります。コクを出すために、隠し味に油や砂糖がたっぷり使われていますから、油断大敵。
 最近はファミレスのメニューや、コンビニのお弁当などにカロリーが表示されているものも増えてきたので、とりあえずそれを目安にし、総カロリー量を少なめにします。
 また、外食メニューのカロリーブックなども売られていますので、それらを持ち歩くのも一方法です。
 「そんな事、いちいちやっていられるか」という忙しい人には、揚げ物、炒め物よりもできるだけ煮物、焼き物を選ぶ事をお勧めします。
 そして野菜をたくさん摂ること。生野菜より茹でた野菜がGOOD。
 野菜に含まれる食物繊維は、糖分や油分が体内に簡単に吸収されないようにしてくれるのです。

お酒を飲む機会が多くて

 お酒はカロリーにならない、等と間違った認識をしている人がかなりいますが、とんでもない。
 ビール大瓶1本が250キロカロリー。生ビール大ジョッキ一杯が250キロカロリー。お銚子1本の日本酒が200キロカロリー。
 もちろんそれだけで済むはずもなく、お酒にはおつまみがつきもの。一見ヘルシーに見える肉じゃがでも一鉢200キロカロリー以上します。カレイの唐揚げ一人分、豆腐のチーズ焼き、これらはみんな一人分が200キロカロリーから250キロカロリーはするのです。
 つまみを何種類も食べながらぐいぐいビールをあおり、身体が処理しきれないほどのカロリーを夜遅く摂ることは、健康にいいわけがありません。
 お酒を飲む機会が多い人は、ビールは最初のグラス一杯程度にとどめましょう。
 日本酒もお猪口一杯なら28キロカロリーで済みます。
 ウイスキーのシングルが75キロカロリー、焼酎は更にその半分のカロリーです。
 できるだけウイスキーや焼酎の水割り、お湯割りなどをゆっくり飲みつつ、つまみは冷や奴などの低カロリー、高たんぱくのものを摂るようにしましょう。

デスクワークで、運動する暇がありません。

 確かに、一日中デスクワークを強いられている人に「運動の時間をとろう」というのはちょっと無理。でも、特別「運動」と言わなくても、日常のちょっとして心がけで、アミノ酸ダイエットを効果的にする方法があるのです。

・駅まで自転車を使っている人は、歩く

・会社の一駅手前で降りて歩く

・エスカレーターやエレベーターを使わない

・仕事中は、時々立ち上がってストレッチ

・寝る前に、ゆっくり時間をかけて入浴する

 特に、仕事中に時々立ち上がってストレッチをするのは部分痩せに効果があります。
 使った部分、動かした部分は筋肉がつきます。その筋肉を動かす際に、周囲の脂肪がエネルギーとして使われます。つまり筋肉を中心にどんどん体脂肪が減っていくという事になるのです。続けていけばいつのまにか、気になる所の「部分痩せ」が実現するのです。
 寝る前の入浴は特にお勧め。ゆっくり入浴していると身体の血行がよくなり、その状態でアミノ酸を摂ってから眠ると、睡眠中に新陳代謝が盛んに行われるので効果大です。

年齢による効果の違いはありますか?

 年齢を重ねていくと、体力的にも疲れやすくなって、運動も思うようにできなくなってきますね。更に、中高年は若い人に比べて痩せにくい。その理由はズバリ、代謝機能が衰えてきているからです。古い細胞を捨てて新しい細胞に生まれ変わるというシステムが鈍ってくると、体脂肪は燃えにくく、水分も排泄されにくくなります。
 この代謝機能をアップさせるのがアミノ酸の役目。ですからむしろダイエットアミノ酸だけをとっているより、必須アミノ酸20種がバランスよく配合されているサプリメントを飲み、体調を整えた方がいいでしょう。
 スタミナアップ、免疫力アップ、肌や髪の若作り、頭脳活発化、そして代謝アップ。必須アミノ酸で全身をまず若返らせたところで、ダイエットアミノ酸を多めに摂る事をお勧めします。身体全体が若返っているから、ダイエットの効果がすぐ出てきます。体脂肪計付きの体重計を買って、体脂肪率をチェックしておきましょう。ダイエットをしている悲壮感もなく、徐々に体脂肪率が減り、やがて体重も減り始めます。1ヶ月後にはおなかの周囲がすっきりした事を実感できるでしょう。

スポーツをやっていますが効果はでますか?

 スポーツをしている貴方は、もうアミノ酸ダイエットの成功間違いなし。
 炭水化物を減らした食事後に、ダイエットアミノ酸を摂り、ちょっと消化が進んだな、という頃から運動を始めます。身体の中では食事によって増えた血中グルコース、肝臓に蓄えられているグリコーゲンが使い果たされる、いよいよ体脂肪がエネルギーとして使われるようになるのです。空腹だな、と感じる状態で有酸素運動をすると、筋肉を動かすために酸素がどんどん使われ、筋肉周辺の体脂肪がエネルギーとして使われていくのです。ただしあまり激しい運動をすると、逆に体内に取り込まれる酸素が不足なりがちになります。無酸素運動状態になり、脂肪燃焼効果が激減しますので、無理をしないでください。
 できるだけのんびりと、ゆるやかな運動を最低20分続けましょう。1時間以上続けられたらベストです。
 ダイエットアミノ酸の他に、総合的にパワーアップ用のアミノ酸ドリンクなどを飲めば、疲れ知らず。筋力、持久力アップにもつながるので一石二鳥です。
 ビールやジュースなどを飲むのは絶対に禁止。ノンカロリーの水やお茶を飲むか、アミノ酸入りスポーツドリンクを積極的に摂ってください。

食事制限をすると肌や髪が傷みやすいのですが

 肌や髪がカサつきやすいという人は、今まで無理なダイエットをしてきませんでしたか。必要な栄養素を充分に摂っていないと、血中のアミノ酸が減ってしまいます。そうなると顔色は悪く、肌もくすみがち。爪や髪の毛も弱く、傷みやすくなっています。
 そこでダイエットより先に、傷んだ肌や髪の毛のケアから始めましょう。
 高い化粧品を使う必要はありません。一日10グラムほど、必須アミノ酸20種をサプリメントで補給すればいいのです。しばらくすると、肌に艶と潤いが戻ってきます。ガサガサの老けた肌から、みずみずしい張りのある肌に生まれ変わるのです。
 皮膚の潤いを保つコラーゲンなども、すべてアミノ酸からできているのですから、アミノ酸不足は美容の大敵。化粧品などにコラーゲン含有をうたい文句にした製品もありますが、肌に塗ってほとんど吸収されることはありません。また、コラーゲンを口から摂取しても結局アミノ酸に分解されてから吸収されるため、効果が遅くなります。即効性のある必須アミノ酸サプリメントを飲むのが一番てっとり早く、効果も期待できるのです。肌や髪が生き返ったら、改めてダイエットアミノ酸と高たんぱく、有酸素運動でダイエットを始めましょう。もう二度と「ダイエットで肌ががさがさ」なんて言わせませんよ。

すぐに風邪をひく私でも大丈夫ですか?

 同じ条件で寒い外気やウイルスにさらされても、免疫力の高い人は風邪をひきません。ひいてもごく軽くてすみます。すぐに風邪をひく人、風邪をひくと長引き、なかなか治らない人は、免疫力が低下しているのです。
 アミノ酸ダイエットも、身体が健康でなければ効果が期待できません。
 まずは20種類の必須アミノ酸をサプリメントで補給し、体内の免疫システムを正常にしてください。
 体内の免疫細胞や液性免疫の材料はアミノ酸です。
 また、特にアルギニン、グルタミンというアミノ酸は、スムーズに細胞に吸収され、病気が治る手助けをするのです。
 ですからまずはグルタミン中心に、各種必須アミノ酸をまんべんなく摂取し、免疫力の高い身体つくりをしてください。
 ダイエットはそれからでも遅くありません。

中年太りの夫がダイエットを嫌がるのですが

 奥様にとってはご主人の健康は気になる所ですよね。ちっともダイエットに関心のないご主人の本音は、おそらく「食べたいものを我慢するなんてイヤだ」「面倒くさい」「運動は疲れるから苦手だ」でしょう。
 とりあえずアミノ酸サプリメントを摂る事だけは説得してみてください。
 あとは奥様の腕の見せ所。毎日の献立を今までより高たんぱく、低炭水化物に替えていくのです。ご飯はできるだけ固めに炊くか、玄米や押麦を混ぜるようにします。
 お昼もなるべくアミノ酸愛妻弁当を作りましょう。ブリの照り焼き、しらす、トリささみ、サバなど、低カロリー高たんぱく低脂肪のダイエットアミノ酸をたっぷり含んだ食品を使います。ごま、たらこ、イカなどもダイエットアミノ酸を豊富に含んでいます。
 夕食は軽めにし、できるだけゆっくりお風呂でくつろいでもらいます。
 1ヶ月たって、ご主人が体重計に乗ったとき、「あれ?減ってる」という声が聞こえたら「アミノ酸のおかげよ」と、説明してあげましょう。苦しまないでいつのまにかダイエットをしていて、しかも効果があるとわかればご主人だってきっとヤル気を出してくれるはず。会社の定期健康診断、次はきっと要注意項目が減っているでしょう。

とても疲れやすいのですが

 一口に「疲労」といっても、それは大きくわけて三つあります。
 1.運動による筋肉疲労。
 2.内臓の働きが弱くなる、臓器疲労。
 3.ストレスや脳の使いすぎによる脳疲労。
 筋肉疲労のもとになるのは、筋肉を使った際に発生する乳酸が原因ですが、パリン、イソロイシン、ロイシン、アルギニンの四種のアミノ酸をあらかじめ摂っておけば、乳酸の発生が少なく抑えられます。また、疲れが早く回復します。
 そして先の四種のアミノ酸にグルタミンが加わると、臓器疲労に著しい効果があります。グルタミンはすべてのアミノ酸の中で一番細胞膜を通過しやすいので、すばやくエネルギーとして活躍してくれます。弱った臓器を回復させるのにも効果があります。
 また、仕事や勉強、ストレスなどで脳や身体を急激に使うと、体内にアンモニアが大量に発生します。普通ならこのアンモニアは尿として排泄されますが、あまりに一度に発生した場合は処理が追いつかず血中にとけ込んで、やがて脳を刺激するようになり、脳疲労による疲れとなります。先に述べた五種類のアミノ酸は、アンモニアが処理されやすくなる手助けをしたり、代謝をよくしてアンモニアを体外に排出させたり、脳疲労にも効果があります。

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