自分の尿を調べよう

糖尿病になる要素がある人(太っている人、家族に患者のいる人、40歳を超えた人)は、常日ごろから、健康診断などの検査を積極的に受けることが望まれます。糖尿病は症状の出る前に対処すれば、食事療法のみで、普通に生活のできる病気だからです。


尿から糖が出たからといって、それで糖尿病と診断されるわけではありません。糖尿病は血液中の糖分が問題で、尿の糖分により糖尿病と診断されるものではないのです。糖尿病でも、尿に糖が出ないことがあります。

しかし、糖尿病であれば、尿糖が出るケースがほとんどであるため、一般の健康診断では、糖尿病であるかどうかを知る手がかりとして、尿糖の検査が必ず行われています。

尿から排出される糖は、ガラクトース、乳糖などブドウ糖以外の糖の場合もありますが、糖尿病に関係するのはブドウ糖のみです。近年の検査法では、ブドウ糖だけを検出することができます。

この尿の検査は、自分でもできます。簡単な試験紙が薬局で市販されていますので、普段の生活の中で手軽に調べられるのです。

試験紙を尿につけると、尿にブドウ糖が存在していれば、その量に従って、紙の色が変化するものです。ブドウ糖の量と色との関係のめやすは、試験紙の入れ物に表示されています。

早期発見のために行う尿糖の検査は、血糖値のもっとも低い朝食前と、ごはんなどの糖質を食べ、血糖値がもっとも高くなった食後2時間くらいのときの2回、実施します。朝起きぬけの尿は排泄して膀胱を空にし、その次の第2尿で調べます。

尿を入れる容器は紙コップなどなんでもよいのですが、ブドウ糖が混入しないように注意する必要があります。尿を取ったら、すぐに検査しましょう。指示書に従って、濡らしてから適切な時間をおいて、色を調べます。

軽い糖尿病の段階では、空腹時には尿糖はまだ出ません。変色の度合いが強いときは、病院にいき、血糖値の検査を受けましょう。

この試験紙は特殊な酵素でできていますので、直射日光や高温、湿度で変質しやすくなっています。封をしっかりし、冷蔵庫にしまいましょう。ただし冷凍庫、製氷室ではないところに。冷やしすぎてもいけません。

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